| 4.大動脈疾患 |
| 真性動脈瘤、解離性大動脈瘤、大動脈炎症候群など。 |
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術前のチェックポイント |
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気管の圧迫症状・嗄声(反回神経麻痺)・SVC syndromeはあるか? |
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ARや心不全・心タンポナーデはあるか? |
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解離性か否か?解離なら各々の枝は真空からか偽腔からか? |
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瘤の範囲は?どこからどこまで置換するのか? |
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体位・切開線は? |
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人工心肺の方法は?(送・脱血部位は?何度まで冷却するのか?) |
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大動脈の遮断はするのか?どこでするのか? |
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脳灌流はどうするのか?(脳保護が必要な場合は頭部冷却をする) |
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上行大動脈瘤(上行大動脈人工血管置換術) |
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<逆行性脳灌流(上田法)RCP>上大静脈より酸素化血を強制的に脳に送血する。
全身を超低体温下に循環停止し、上大静脈より酸素化血を強制的にポンプから送血、頚静脈か
ら頸動脈に逆行性に血液を潅流させ、主に脳の低体温化による脳保護を行う。
弓部大動脈に出てきた低酸素血は吸引よりポンプ回路に返す。
しかし、この方法は胸部正中切開でしかできない |
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逆行性脳潅流法の利点・欠点 |
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簡単な手技で脳保護が可能、余分な回路や装置が不要。 |
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手術時間が短縮できる。 |
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Ao clampを行わないので動脈硬化病変があっても、脳塞栓症・大動脈損傷などをさけることが
できる。 |
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一方,超低体温が必要,安全限界が80~90分で時間制限有り。 |
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超低体温による血液凝固系に悪影響有り。 |
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術前 |
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瘤の性状(真性解離性?解離性ならDe Bakey分類は?)。 |
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ARの有無・心タンポナーデの有無・冠動脈狭窄の有無は? |
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術者に手術手順を詳しく聞いておく(逆行性脳灌流か否か?送脱血の部位は?AVR・冠動脈
再建・Bentall・弓部置換の可能性は?等) |
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モニター |
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通常の開心術のモニターでよい。 |
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しかし,弓部置換の可能性があるなら,両手と送血管挿入側と反対側の足背動脈にA-lineを確
保する。 |
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rSO2は必ずモニタリングする。 |
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標準術式 |
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上行大動脈または大腿動脈送血・上下大静脈脱血にて体外循環開始→cooling(Vf)→超低体
温循環停止→瘤切開→RCP開始→心筋保護(retro)→末梢吻合→RCP終了・グラフト側枝より
送血開始(復温開始)→中枢吻合→declamp |
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注意点 |
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ARがある場合cooling Vfにより血圧が維持できなくなる可能性があるのでTEEでチェックする。 |
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循環停止時に必ずHead downする。 |
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逆行性脳灌流中は瞳孔の左右差・rSO2の低下の程度に注意する。 |
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また,CVPが高すぎないかもチェック(20以下)。 |
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逆行性脳灌流が終了したら一旦,Head downを解除する。 |
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弓部大動脈瘤(弓部大動脈瘤人工血管置換術) |
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<脳分離体外循環(SCP)>
3分枝(腕頭動脈・左総頚動脈・左鎖骨下動脈)より別のポンプを用いて脳灌流を行う。 |
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脳分離体外循環の利点・欠点 |
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回路が複雑で、手技が煩雑である。 |
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ECCの充填量が多い。 |
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時間的な余裕がある。 |
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動脈硬化病変による脳塞栓症の危険性を伴う。 |
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術前 |
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瘤の性状(真性or解離性?解離性ならDe Bakey分類)。 |
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上行弓部置換の場合、ARの有無・心タンポナーデの有無・冠動脈狭窄の有無は? |
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術者に手術手順を詳しく聞いておく(送脱血の部位は?等)。 |
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モニター |
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通常の開心術のモニターに加え、両手と送血管挿入側と反対側の足背動脈にA-lineを確保す
る。 |
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rSO2は必ずモニタリングする。 |
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標準術式 |
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上行Ao又はFA送血、SVC・IVC脱血にて体外循環開始→cooling(→Ao clamp・ante心筋保護)
→循環停止・瘤切開・SCP開始(→retro心筋保護)→抹消吻合→グラフト側枝より体部灌流開
始→中枢吻合→declamp3分枝再建(左鎖骨下動脈→左総頚動脈→腕頭動脈)→SCP終了→
pump off |
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注意点 |
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循環停止時に必ずHead downする。 |
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SCP中は、RA圧が30〜50mmHg前後であることを確認し、瞳孔の左右差・rSO2の低下に注
意。 |
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遠位弓部〜下行大動脈瘤(下行大動脈人工血管置換術) |
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<逆行性脳灌流(高本法)RCP>
超低体温下に体部を灌流した比較的酸素飽和度の高い静脈血を、トレンデレンブルグ体位と
ECCへの脱血量を制限することで脳に逆行性に循環させる |
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術前 |
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瘤の性状(真性or解離性?解離性ならDe Bakey>分類) |
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気管の太さ・BGA・呼吸機能のチェック |
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術者に手術手順を詳しく聞いておく(送脱血の部位は?左鎖骨下動脈・肋間動脈等の分枝再
建の可能性は?等) |
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モニター |
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通常の開心術のモニター(上肢のA-lineは右手)に加え、送血管挿入側と反対側の足背動脈に
A-lineを確保する。 |
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rSO2は必ずモニタリングする。 |
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除細動・体表ペーシング用のパット(クイックコンボ)を装着する。 |
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標準術式 |
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FA送血、FV(RA又はPA脱血にて体外循環開始→cooling(Vf)→循環停止・RCP開始(FAより体
部灌流開始)→瘤切開・オクルージョンバルーンにてante心筋保護注入→中枢吻合→RCP終
了・グラフト側枝より順行性脳灌流開始→抹消吻合→declamp(FA送血終了)。 |
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注意点 |
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瘤による気管分岐部付近の圧迫が見られる場合や、肋間開胸の既往がある場合は、右用の
Double-Lumen Tubeの使用を考慮する。 |
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循環停止時に必ずHead downする。 |
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逆行性脳灌流中は瞳孔の左右差・rSO2の低下の程度に注意する。 |
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CVPが高すぎないかもチェック(20以下)。 |
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逆行性脳灌流が終了したら一旦,Head downを解除する |
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MEPのモニタリングを施行する場合は、下記も参照する。 |
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