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21世紀の国民病といわれる糖尿病の克服は社会的要請である。近年、生命現象をシグナル伝達の視点から解明する研究が盛んになってきた。この視点から糖尿病は膵β細胞においてインスリンを分泌する過程や末梢組織においてインスリン作用を発現する過程のシグナル伝達異常によって生じると捉えることができる。本研究科においては、シグナル伝達ならびに糖尿病領域における人的資源の蓄積に秀でており、その活用のためには糖尿病に特化し、従来の枠を越えた、神戸医療産業都市構想との連携も視野にいれた、柔軟かつ新たな研究教育体制の構築が不可欠である。すなわち、糖尿病をモデル疾患として、(1)シグナル伝達研究を基盤とした病因の解明、(2)解明された病因を新しい治療に結びつける体制の構築、(3)それを担うphysician-scientistの育成を目的とした世界最高レベルの研究教育拠点を形成し、糖尿病の克服を目指すものである。 |