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事業概要
プログラムの概要
拠点形成の目的・必要性
研究拠点形成実施計画
教育実施計画
 
異分野融合による集学的かつ柔軟な研究体制を構築し、シグナル伝達の視点から糖尿病ならびにその合併症の発症に関与する分子を同定する。更に、この分子を標的とした新しい治療法の開発を行うとともにそれに必要な研究体制を確立する。また、世界に開かれた環境で、基礎医学と臨床医学の両医学の研究を経験することにより、国際的に活躍するphysician-scientistを育成する。
 
21世紀の国民病といわれる糖尿病の克服は社会的要請である。近年、生命現象をシグナル伝達の視点から解明する研究が盛んになってきた。この視点から糖尿病は膵β細胞においてインスリンを分泌する過程や末梢組織においてインスリン作用を発現する過程のシグナル伝達異常によって生じると捉えることができる。本研究科においては、シグナル伝達ならびに糖尿病領域における人的資源の蓄積に秀でており、その活用のためには糖尿病に特化し、従来の枠を越えた、神戸医療産業都市構想との連携も視野にいれた、柔軟かつ新たな研究教育体制の構築が不可欠である。すなわち、糖尿病をモデル疾患として、(1)シグナル伝達研究を基盤とした病因の解明、(2)解明された病因を新しい治療に結びつける体制の構築、(3)それを担うphysician-scientistの育成を目的とした世界最高レベルの研究教育拠点を形成し、糖尿病の克服を目指すものである。

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専門の異なる研究者が、統一的な共同研究体制を構築して、シグナル伝達の視点から糖尿病ならびにその合併症の発症に関与する分子を同定する。そのために、関係講座が合同してCOE研究討論会を定期的に開催し、共同研究を活発に推進する。同定された分子については、その分子を標的とした新しい治療法の開発を目指す。そのために、神戸医療産業都市構想の中核をなす諸機関と連携し、基礎研究の成果を臨床に応用可能とする研究体制ならびに臨床試験実施体制を構築する。また、糖尿病患者の詳細な臨床情報を蓄積した電子カルテと、患者のゲノム情報を高度に統合した知的データベースを構築し、糖尿病感受性遺伝子を同定するとともに簡便な遺伝子診断法の開発を行う。更に、膵島移植を実施するとともに、再生膵β細胞を開発して糖尿病に対する細胞治療を試みる。

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世界に開かれた環境で世界をリードするphysician-scientistの育成を基本方針とし、医学部入学直後から研究の現場に参加する「新医学研究コース」ならびに探索医療やシグナル伝達病の臨床研究についても学べる大学院のコースを用意する。また、大学院の学生を積極的にR.A.(リサーチアシスタント)として採用し、将来の研究を担う人材を育成する第一歩とする。また、COEポスドクやCOE助教授制度を創設し、基礎ならびに臨床の教室に属する研究者をこれらに採用し、研究に専念できる環境をつくる。更に、大学院学生やポスドクが海外のシンポジウムや研究室での共同研究に参加できる制度を確立する。英語による教育と留学生支援体制の確立ならびに海外の若手研究者の共同研究のための招へいを活発に行う。以上より、国際的に活躍するphysician-scientistを育成する。

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